2014年10月16日木曜日

どうすれば頭がよくなりますか? 13歳からの進路脳 茂木健一郎

13歳、多感時期を迎えた中学生に向けた茂木さんからのメッセージ
600人の中学生からの質問に答える形で書かれている。

何のために勉強するの?
「アルデンテ」という表現でたとえているが、柔軟かつ芯のある自分になるため。
それは、人生を生き抜く上で困難に耐え、かつ自分という芯をはずさないために必要な事。
これからの時代、インターネットというとてつもない変化、予測のつかない時代の中で自分をはずさず、柔軟に対応していく、またチャレンジしていくというためにもに必要である。

それから、自分の道具箱(一般的には引き出しって言い方をすると思うけど)をそろえようってこと。
これは後で役に立つのか?って考えても未来に役に立つかはわからないけど、気になるものはなんでも道具箱に入れておこうって考え。

スティーブ・ジョブズがスタンフォードの卒業式で贈った祝辞の中で茂木さんがもっとも注目したい
言葉が

大切なことは過去を振り返って点と点を結び付けてゆくこと。将来、その点がつながって道ができることを信じることで心に核心が持てる。

これは、過去に勉強(体験)したいろんなことの組み合わせで新たな道が開けるというもの。
だから、未来でどう生かされるかわからないけど、いろんな点をいっぱい持っておくことに損はない。

セレンディピティを鍛える
点と点を結びつける力は偶然の幸運に出会う力である「セレンディピティ」だといっていい。
偶然の幸運に出会うには、あらゆるものに興味をもって、偶然を見逃さないこと。


どうすれば頭がよくなる?



本番で力を発揮できないことってよくあるが、どうすれば実力を発揮することができるのか?
2つの要素がある。
一つ目は日ごろから本番より困難な状況で練習すること。
いつも剛速球を打っていれば本番の球は止まっているように見えるだろう。
試験などに置き換えると、40分の試験時間に対し、35分、30分といったより短い時間で過去問題を解くといった練習をしておけば、本番も余裕で実力を発揮することができるだろう。

二つ目は、緊張によりぎこちなくなってしまう場合の対応。
緊張するというのは、たとえば失敗したら?とか余計なことを考えている状態。
やるべきことに集中し、余計なことを考えなければ良いのだが、日ごろからすぐに集中できるモードに切り替えることができるようにしておく。

タイガー・ジェットシンのように一瞬でトップスピードに


数学を勉強する必要は?

リベラルアーツ


人はなぜ恋をするのか?


東大に行ったらいい人生をおくれるか?


英語は話せたほうがいいか?



日本はこれからどうなる?


あとがき



巻末には、「13歳の君に出会ってほしい本」の紹介がある。
 
・・・人生の中でも一番強烈な時代なんじゃないかと・・・
生涯の友と思える本に出会うこと。
君が君の人生を生きるために、大きな力になってくれたらいいと思う。

・「坊ちゃん」 夏目漱石
・「吾輩は猫である」夏目漱石
・「三四郎」夏目漱石
・「たけくらべ」樋口一葉
・「赤毛のアン」シリーズ(計10冊)ルーシー・モード・モンゴメリ 村岡花子訳
・「これからの「正義」の話をしよう-今を生き延びるための哲学」マイケル・サンデル 鬼澤 忍訳
・「指輪物語」(全10巻)J・R・R・トールキン瀬田貞二 田中明子訳
・「ファウスト」ゲーテ 池内紀訳
・「スティーブ・ジョブズ 偶像復活」ジェフリー・S・ヤング ウィリアム・L・サイモン
・「「坊ちゃん」の時代 凛冽たり近代なお生彩あり明治人」関川夏央 谷口ジロー
・「新訂 福翁自伝」福沢諭吉 富田正文校訂
・「現代語訳 学問のすすめ」福沢諭吉 齊藤孝訳
・「論語」加地伸行
・「モオツアルト・無常という事」小林秀雄
・「アインシュタインが考えたこと」佐藤文隆
・「昔話の真相 ユング心理学とグリム童話」河合隼雄
・「背連ディップの三人の王子たち~ペルシアのおとぎ話~」
・「ニーチェ入門」竹田青


目次

まえがき・・・13歳になる君たちへ

第一章・・・何のために勉強するんですか?
・「アルデンテ」になって、この世界を行き抜け
・世界を変えたインターネットの出現
・求められるのは規格外の人材だ
・偶然の幸運をつかむ力「セレンディピティ」を鍛えろ
・自前の道具箱を作ろう
・問うな、ただ踊れ。生きている躍動を取り戻せ
第二章・・・どうすれば頭がよくなりますか?
・脳が喜びを感じる勉強法
・「タイムプレッシャー法」は魔法の勉強法
・「タイガー・ジェット・シン方式」で瞬間集中スイッチを入れろ
・本番で実力を発揮するためには
・書く、見る、発声、聞く「鶴の恩返し勉強法」
・記憶のゴールデンタイムは朝
・ゲームは脳に悪いか
・ぶらぶらして「地頭力」を育てろ
第三章・・・数学を勉強する必要はありますか?
・世界に通用する一芸を持とう
・君たちを自由にする「知のプラットフォーム」
・数学はなぜ必要か
・理系脳、文型脳はあるか
・苦手を得意に変える方法
・脳の無限の可能性
第四章・・・人はなぜ恋をするのですか?
・恋をすることは生きること
・恋はまぼろし、愛はレッスン
・失恋の洗礼
・嫌いな人がいるのはなぜか
・母親や父親にイライラするのはなぜか
・人間として成長するには
第五章・・・東大に行くといい人生が送れますか?
・東大卒に意味はあるか
・君は「TED」を知っているか
・ガラパゴス化大学に未来はあるか
・激動の時代を生き抜く「独学問のすすめ」
第六章・・・英語は話せた方がいいですか?
・日本人はなぜ英語が苦手なのか
・どうすれば英語が話せるようになるか
・大切なのは伝えようとする情熱
第七章・・・日本はこれからどうなるのでしょう?
・第二の明治維新を生きる君たちへ
・超グローバリズム時代を生き抜くための八カ条
・遇有性の海に飛び込め、生命の躍動を体感しろ
みんなの疑問から一問一答
13歳の君に出合ってほしい本
あとがき・・・13歳の教科書



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